山道を登り、頂に立つと、来た道とは別の向こうに道が続いている。登ってきた道ではなく、もう一つの道を歩いてみたい。そんな思いが湧いたことはありませんか?
けれど現実、置いてきた車は登山口にある。あるいは帰りのバスは本数が少なく、それを逃すと次は2時間後。そんな登山の不便さもまたは一興ではありますが、もっと自由に楽しむ方法があってもいいと思うのです。
京都山岳タクシーは、そんな登山者に寄り添う貸切サービスです。
このページでご紹介するのは、運転手の私自身が思いついたいくつかの登山スタイルです。皆さまの山行計画の参考になれば幸いです。
「荒島岳」先のことなど考えない。
先日、日本百名山の踏破を目指して仕事を辞めたという女性に出会い、話をする機会があった。
百座のうち三十座を登ったとき、このままではいけないと思い、決断に至ったのだという。そして、あなたも同じような境遇になれば、きっと同じ決断をするに違いないと、彼女は予言めいた言葉を残した。
学生の頃から山が好きだったとはいえ、私の登山は、気に入った山に何度も足を運ぶというものだった。難易度の高い山々は、そもそも射程圏外にあった。槍ヶ岳や剱岳といった山は、書籍の中に描かれた世界でしかなく、自分自身がその頂を踏むなど、夢物語に過ぎなかったのである。
そんな出会いをきっかけに、改めて深田久弥の『日本百名山』を開いてみた。
京都から日帰りで登れる百名山といえば、伊吹山と荒島岳がある。
伊吹山はドライブウェイを利用すれば、山頂近くまで車で行くことができる。まだ自分の足で登ったことはないが、高山植物の宝庫と聞いている。ならば次の夏、子どもたちと昆虫採集を兼ねて訪れてみよう。楽しみをひとつ、先に残しておくことにした。
というわけで、今回は荒島岳である。
十月の高気圧に覆われた早朝、京都を出発した。永平寺を過ぎ、大野盆地が開けると、ひときわ目を引く美しい山が現れた。「大野富士」とも呼ばれる荒島岳である。湖西道路を経由して四時間半ほど車を走らせ、勝原登山口に到着した。
大野市といえば、宮脇俊三の『時刻表2万キロ』に、こんな一節があった。
トンネルを出ると大野盆地で、牛ヶ原、北大野と停まって越前大野に着いた。大野市は越美北線の列車の半数を終着にしてしまうほどの町である。四万石の城下町で、街並みは京都を模して碁盤目であるという。高山や津和野ばかりが小京都ではないと、ちかごろはここなども女性向け雑誌に紹介されている。山菜料理を食べさせる格子戸の店などもできたらしい。
この文章が書かれてから、およそ五十年。山の稜線は変わらずとも、麓の風景は変わっている。
福井と飛騨高山方面を結ぶ中部縦貫自動車道が整備され、道の駅「越前おおの 荒島の郷」もできた。「あっ宝んど」という、なかなか素敵な銭湯まである。
さて、登山道では、ブナの巨木が「トトロの木」として紹介されていた。その林を抜け、急登を四時間弱。ようやく山頂に立った。
三百六十度のパノラマのなか、堂々たる白山がひときわ目を引く。南へ視線を移せば、遠くに槍ヶ岳と奥穂高岳。さらに乗鞍岳と御嶽山が山塊を連ね、そして南には三重県の御在所山まで望めた。西には深田久弥が紹介した能郷白山。来た道を振り返れば、永平寺の向こうに福井平野、そして日本海が広がっていた。
一人の作家が描いた「日本百名山」という物語。
今日はそのうち十四座目を、自分の足で踏破したことになる。
まずは、仕事を辞めたあの姉さんにならって、踏ん切りがつくかもしれない三十座を目指してみたい。
……などと、先のことを考えるのは、ひとまずやめておこう。
今はただ、登ってきた急勾配を滑落せずに下らなければならない。そして、今日中に京都へ帰るのだ。
天孫降臨の山に登る
天孫降臨の神話で知られるこの山は、標高1574m。霧島山系を代表する霊峰です。
2025年6月22日と26日には、新燃岳が噴火したばかり。登山口から約4.5km先にある火口が、いつ再び活動を始めるとも知れず、道中はどこか落ち着かない気持ちでした。
霧島という名のとおり、登山道の起点には「濃霧により視界不良になることがありますので気をつけてください」との注意書きがあります。
実際、5m先も見えないほどの霧に包まれる瞬間がありました。そんなとき、頼りになるのは登山道に設置されたマーカーだけ。まさに五里霧中の山行です。
そうしてたどり着いた山頂には、**天の逆鉾(あまのさかほこ)**が突き立っていました。
この逆鉾について、坂本龍馬が姉の乙女に宛てた手紙に、こんな記述があります。
「このような思いもかけぬおかしな顔つきの天狗の面があり、二人で大笑いしました。」
さらに、逆鉾については、
「このサカホコは、少し動かしてみるとよく動きます。また、あまりにも両方へ鼻が高かったので、ふたりで両方から鼻をおさえてエイヤと引き抜いてみたら、わずか四五尺(約1.25m)で、またまた元通りに納めました。青銅で作ったものです。」
と記しています。
ちなみに、この手紙の実物は京都国立博物館に所蔵されています。
私が山頂で目にした逆鉾は、龍馬が描写したものとは少し趣が異なっていました。『日本百名山』の著者、深田久弥が記しているように、後世に造り直されたものなのでしょう。
それにしても、この山の登山道は険しい。
足袋や草履で歩くには、あまりにも厳しい道です。
1235年、高千穂峰、あるいは御鉢の噴火によって、高千穂河原にあった霧島神宮の社殿が失われました。今もその痕跡を思わせるように、鋭利な噴石があたり一面に転がっています。
龍馬の手紙にも、当時の道の険しさが記されています。
「例えようもないくらい危ない路。
焼け土はさらさらで、少し泣きそうになる。
五町(約600m)も登れば履物が切れます。」
実際に歩いてみると、その言葉にも実感がこもります。
今回、私は自動車が普及する以前の人々と同じ経路をたどりました。
朝7時半に霧島神宮を参拝し、登山を開始。3時間半かけて山頂に到達し、同じ道を引き返しました。全行程は8時間に及びます。
ちなみに、前日は開聞岳にも登っています。この2日間で、登り下りした標高差は合わせて2022m。
富士山の吉田口や富士宮ルートの標高差、約1400mを上回ります。なかなかの数字ではありませんか。自分の脚力にも少し自信がつきました。
もっとも、富士山頂には低酸素という、また別の試練が待っていますが……。
日本に最初に降臨した瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の足跡をたどった山行は、こうして終わりました。
あとは、その妻である木花咲耶姫(このはなさくやひめ)のスケール感に、ただただたじろぐばかりです。
愛宕山登山タクシー送迎プラン
【愛宕山について】
標高924m、京都盆地の西にそびえる信仰の山・愛宕山。「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕詣は月参り」と言われるように、古くから庶民に親しまれてきた火伏せの神様です。日本全国の愛宕神社の総本社である山頂社への参拝登山は多くの登山者に親しまれています。
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🚖 ご利用スケジュール(縦走登山モデル)
◆スケジュールの具体例
8:00頃 京都市内ご指定の場所にてお迎え
9:00頃 清滝口・愛宕神社 二の鳥居前に到着
→ ここから登山開始(登り約2.5時間)
→12:00頃 山頂の愛宕神社に到着・参拝
→ 三角点・旧スキー場跡地などを経由し、樒原(しきみがはら)方面へ下山
14:00頃 嵯峨樒原の指定地点でタクシーに乗車16:00頃 京都市内ご指定の場所にてご降車・終了
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💰 ご利用料金(貸切タクシー代)
51.200円(税込・1台貸切)
【内訳】
約8時間貸切(運転手の移動・待機を含む)1〜4名様まで同料金
※登山中の食事・飲料・保険などは含まれておりません。
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📌 ご注意事項
愛宕山には複数の登山道があり縦走ルートでは道迷いのリスクが高くなります。事前に地図(GPS対応アプリ推奨)を準備し、運転手との下山地点や到着時刻の打ち合わせを十分に行ってください。無理のない行動計画をお願いします。
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🔥 火伏せの神様へ、静かな山旅を
愛宕山の縦走は、信仰と自然を感じる特別な体験です。樒原への道は清滝方面と比べると若干ですが優しい道です。貸切タクシーなら登山口と下山口を自由に設定でき、縦走がより身近になります。歴史ある山へ登山を山岳タクシーがお手伝いいたします。
伊吹山登山タクシー送迎プラン
⛰ 伊吹山登山タクシー送迎プラン(日帰り)
【伊吹山について】
標高1,377m。滋賀県と岐阜県の県境に位置する日本百名山。標高約1,260mの九合目登山口まで伊吹山ドライブウェイでアクセス可能な日帰り登山スポットです。高山植物と琵琶湖を望む眺望は、初心者からベテランまで幅広く支持されています。
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🚖 ご利用スケジュール(登山+観光)
◆スケジュールの具体例
8:00頃 京都市内ご指定の場所にてお迎え
10:30頃 伊吹山・九合目駐車場に到着
→ 約1時間で山頂往復も可能。高山植物の観察や散策をお楽しみください。
12:30頃 駐車場にて待機車へご乗車
→ ご希望に応じて周辺の観光地(例:長浜、彦根、関ヶ原など)を巡ることもできます。
17:00頃 京都市内ご指定の場所にてご降車・終了
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💰 ご利用料金(貸切タクシー代)
57.600円(税込・1台貸切)
【内訳】
9時間貸切(運転手待機料含む)1〜4名様まで同料金
※施設入場料・駐車料金・ドライブウェイ通行料などは含まれておりません。
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📌 ご注意事項
九合目登山口へは天候や道路状況により通行が制限される場合があります。事前に情報をご確認ください。山頂までの登山は各自のプランでお願いいたします。ご希望に応じて温泉や観光地への立ち寄りも柔軟に対応いたします。
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🌿 伊吹山と観光をセットで楽しむ
伊吹山は京都から日帰りで楽しめるアクセス良好な日本百名山のひとつ。高山植物が咲き誇る山頂を歩き、帰路に歴史ある町並みや湖畔を巡る。そんな贅沢な1日を、貸切タクシーでゆったりとお楽しみください。
計画中の武奈ヶ岳から北へ縦走
【比良山系について】
比良山系は、滋賀県西部に連なる美しい山並み。深田久弥の『日本百名山』の「後記」にその名が記され、関西では広く親しまれる山域です。
中でも最高峰の**武奈ヶ岳(ぶながたけ・標高1,214m)**は、釈迦岳・堂満岳・鳥谷山といった前衛の山々を従え、どこか主峰の風格を漂わせています。
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🚖 ご利用スケジュール(縦走登山モデル)
◆スケジュールの具体例 (考え中)
6:00頃 京都市内ご指定の場所にてお迎え
8:00頃 坊村に到着
→ ここから登山開始
未定
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💰 ご利用料金(貸切タクシー代)
未定
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📌 ご注意事項
予定
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🌲 ブナの森に、耳を澄ます山旅へ
代表的な登山口は、古い集落の面影を残す葛川坊村(ぼうむら)。そこから始まる登山道は、いきなりの急登。視界が開けるまでの標高差約700mを一気に登るルートは、体力に自信のある方に向いた本格的なコースですが、登り切った先に広がる眺めは、その苦労を忘れさせてくれます。
標高が1,000mを超える頃、眼下に広がるのは武奈ヶ岳の名の由来にもなったブナの原生林。私が訪れたのは夏至の日。雲の切れ間から陽光が差し込んだその瞬間、どこからともなく数匹が鳴きはじめ、やがてエゾハルゼミの合唱が森に響き渡りました。
自然の気配に耳を澄ませながら、山を歩く。そんな時間を、ぜひこの比良の山で。
鳳凰三山のタクシー送迎プラン
⛰ 計画中の登山タクシー送迎プラン
【鳳凰三山ついて】
南アルプス北部に位置する鳳凰三山は、観音岳(2,841m)・薬師岳(2,780m)・地蔵岳(2,764m)の三峰を総称する名山です。
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🚖 ご利用スケジュール
計画中
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💰 ご利用料金(貸切タクシー代)
計画中
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📌 ご注意事項
計画中
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